
表紙
虹のしゃぼん玉を作ったエレファント
絵の説明: 『虹のしゃぼん玉を作ったエレファント』の表紙

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エレファントは、いろいろな特技を持つゾウです。いちばんの特技はこれ! 鼻でふう〜っと吹くと、ぽん! 虹色のしゃぼん玉が生まれます。
絵の説明: 虹色のしゃぼん玉を吹くエレファント

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エレファントの願いはひとつ。『病気の友だちを笑顔にしてあげたい。』
絵の説明: 丘の上の小さな家を見つめるエレファント

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ところが最近、子グマは病気で寝てばかり。エレファントがどんなにおもしろい話をしても、子グマは泣いてばかりでした。
絵の説明: ベッドに寝る子グマと、そばにいるエレファント

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『笑い声は、どこへかくれたのかな?』エレファントは窓の外の空を見て、ぴかりとひらめきました。『そうだ! ぼくのしゃぼん玉!』
絵の説明: 窓辺でよい考えを思いつくエレファント

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ふう〜。でも最初のしゃぼん玉は小さすぎて、子グマのベッドに届く前に、ぷちんと割れてしまいました。
絵の説明: すぐに割れた小さなしゃぼん玉と、がっかりするエレファント

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二つ目のしゃぼん玉は少し大きくなりました。でも子グマは、ふとんの中から顔も出しません。『しくしく……。』泣き声だけがもれてきます。
絵の説明: ふとんにもぐる子グマと、しょんぼりしたエレファント

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エレファントもしょんぼり。『ぼくの特技、役に立たないのかな?』そのとき窓の外に虹が出ました。『そうだ! 心をこめて、虹みたいに!』
絵の説明: 窓の外の虹を見て、また元気を出すエレファント

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ふううう〜、ぽん! 心をこめて吹くと、大きな虹のしゃぼん玉、小さな虹のしゃぼん玉が生まれ、子グマのまわりをふわふわ飛びました。部屋じゅう、きらきらです!
絵の説明: 部屋いっぱいに浮かぶ虹色のしゃぼん玉

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今度はもっとふしぎな特技! しゃぼん玉の中に、ウサギの形、魚の形、ひな鳥の形を作って見せました。しゃぼん玉ウサギはぴょん、しゃぼん玉の魚はすいすい!
絵の説明: 動物の形をしたしゃぼん玉たち

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子グマの目がまんまるになりました。そして『ぷっ!』ついに笑いがはじけました。『ははは、エレファント、これ最高!』
絵の説明: 笑いながら起き上がる子グマ

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笑い声を聞いて、友だちが一人、また一人と集まってきました。『どうしたの?』『エレファントのしゃぼん玉ショーだよ!』窓にも戸のすきまにも、友だちの顔がちらり。
絵の説明: 窓からちらりとのぞく友だち

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そこでエレファントは庭で本物のショーを開きました。きらきらのしゃぼん玉ショー! いちばん前の席は、もちろん子グマの席です。
絵の説明: 庭で開かれるしゃぼん玉ショー

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ふう〜、ぽん! 空へ上がるしゃぼん玉噴水! ころころ転がるしゃぼん玉列車! 最後はみんなを包む、とっても大きな虹のしゃぼん玉!
絵の説明: 友だちを包む大きな虹色のしゃぼん玉

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その日、森の村では虹のしゃぼん玉まつりが開かれました。みんな、しゃぼん玉を追いかけて走り、笑い、歌いました。
絵の説明: あかりとしゃぼん玉に包まれたおまつり

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おまつりのあと、友だちはみんな笑顔で帰りました。子グマがささやきます。『ありがとう、エレファント。きみのしゃぼん玉は、ぼくのお薬だよ。』
絵の説明: エレファントを抱きしめる子グマ

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エレファントは今日も練習します。ふう〜、ぽん! どこかで泣いている友だちのために、世界でいちばんきらきらした虹のしゃぼん玉を。
絵の説明: 月に向かって浮かぶ、光るしゃぼん玉

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そして今は、すっかり元気になった子グマもいっしょです。二人で作る双子のしゃぼん玉は、二倍きらきら。ぽん、ぽん!
絵の説明: 並んでしゃぼん玉を吹くエレファントと子グマ

作家のことば
『病気の友だちが笑ってくれたらうれしいです。ぼくのしゃぼん玉は虹色です。』— ソン・ジホ
絵の説明: しゃぼん玉の棒を持つエレファントの肖像
